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古い建物など

区画整理を憂う

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この年末年始、我が家周辺は激変した。
北区・田端、ここはかつて、芥川龍之介をはじめとする文士、
陶聖・板谷波山などの芸術家が多く居を構えた。
我が家の裏手に伸びるポプラ坂には、ポプラ荘という木造建築があった。
ここは、室生犀星が資金を出し、彼を慕う堀辰雄らが
「驢馬」という雑誌を編集した場所だという。

いつも人気は感じられなかったが、建物の前の路地に入りこんでは、眺めたものだ。
実際は本当に難しいけれど、こんな木造の家に住みたいなぁと思いながら。

popura02_20110109124356.jpg
popura_20110109124356.jpg


そして、ポプラ坂を登りきると、板谷波山邸跡。
表札には「板谷」とあるので、おそらくご親族がお住まいなのだろうと思っていた。
ここで、波山が妻まると共に、夫婦窯を築き、製作に没頭していたのかと思うと、
非常に感慨深い。

hazantei.jpg


しかし、田端のポプラ坂から駅前通にかけての2~3丁目の一角などは区画整理中。
約280棟のほとんどを、解体、宅地造成して、
各自で再築(一定の補償金が出る)する段階なのだそうだ。

CA391184.jpg
CA391185.jpg

現在、ポプラ荘があった場所はこんな状態になってしまい・・・

波山邸跡も重機が入った。

CA391186.jpg


「田端文士村」と言いながら、その実をともなっているのは、
近藤富枝さんの著書「田端文士村」をはじめ、
記録によるものが殆どだ。
12204302.jpg

実際の土地は、案内板すら充実していない。
田端駅南口(この改札も非常に趣がある。変わらないで~)からほど近い、
芥川龍之介の元住居も
これらの記録を手に歩かなければ見つからないほど。
それでも、文士や芸術家の痕跡をたどり、
思いを巡らせたい人たちは、この辺りを散策してきた。
その散策スポットの一区域が、姿を消してしまった。


つらつらと区の情報を見ていくと…

『この区画整理は、戦後間もないころ、
田端復興土地区画整理組合が
施行途中に解散した事業区域内にあり、
地区内の一部には、当該組合が行った
換地予定地の指定、建築物等の移転、
道路工事等の実施によって、
土地の権利関係が不安定な土地があるとのこと。
これらの土地の権利関係を確定させるとともに
公共施設を整備し、
宅地の利用増進と居住環境の改善を目指すもの』  
                            とある。

しかし、しかしだ。

歴史はお金で買えない。

壊した文化財は、もう元には戻らない。

そこで情熱をもやした偉人たちの息吹を感じることは難しくなってしまうのだ。

何ともやりきれない気持ちにかられるのは、きっと私だけじゃないだろう。








 


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~ Comment ~

No title

こんなんなちゃうんですね・・

波山は大好きな陶芸家なので、悲しい気持ちになりました(涙)

先人達の生活の香りがする街並を誇りに感じて欲しいもんですが・・

ほんとうに・・・

西瓜堂さん、つらくなります。
自分の無力さや鈍感さも、情けなくて。
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