fc2ブログ

語り草

語り草 其の十三 〈『夏の葬列』を追って〉

 ←Facebook動画 【さんくすへるん】 →Facebook動画 『河童忌に寄せて』篇
P4143375.jpg
湘南 二宮!

地域コミュニケーション紙を20年発行し続けている、
「しお風」さんこと、神保智子さんに、旧山川方夫邸をご案内頂きました。
ccec64d6-s.jpg
【詳しい紹介】 & 【動画】

そして、山川方夫作『夏の葬列』に描かれたであろう風景を追いました。
以下、物語の流れは【-   】で紹介します。

 【-主人公・二十代の男性サラリーマンが降りたったJR二宮駅南口。
   ここへ来たのは十数年ぶりの彼。
   すっかり変わった駅前には、アーケードのついたマーケット風の通りがある。】

010s_2020070413554798e.jpg
src_52267511s.jpg
画像はJR二宮駅南口(現在)。ガラスのうさぎ像があります。
(以前、このブログにも書きました!http://katarito.blog108.fc2.com/blog-entry-498.html

文中の「アーケードのついたマーケット風の通り」は、物語内のモチーフかと思っていました。
しかしっ、ありました! 栄通り商店街。
IMG_3477-768x1024s.jpg
以前は、アーケードがあったそうです。
やっぱり、地元の方と歩くからこそ解る事があります。
ここを山川氏も歩いたんですね、きっと。

 【-小さな街並みを過ぎ、昔のままの踏切を超えると、線路沿いに芋畑が広がる】

踏切は無くなり、上に東海道本線が走る暗いトンネルになっていました。
かつて、線路沿いには、さつま芋畑や麦畑が広がっていたそうです。
線路づたいを大磯方面へ、『夏の葬列』の主人公は歩いたのではないか―、と神保さん。
山川方夫が兄のように慕った梅田晴夫(フランス文学教師、劇作家)の邸も、この道から登ります。
沢山の本を借り、リヤカーで自宅へ運んだ山川。きっと、馴染みの道だったのでしょう。
この辺りの寺へ、葬列も通ったとのこと。

 【-なだらかな小丘の裾、ひょろ長い一本の松に見覚えのある丘の裾を廻りかけて、
   小さな葬列と出会い、彼は化石したように足をとめた】

今回ご案内くださった神保さんは、生まれも育ちも二宮。
この丘は「海岸段丘ではないか」と仰います。
海岸線に発達した階段状の地形で、旧山川方夫邸付近も海岸段丘です。
山川が住んだ頃は、広い庭から直接海に行けたとか。
今は、その土地に何軒も建ち、西湘バイパスが通っています。
P4143374ts.jpg

以降の物語は、是非お読みいただきたいですし、
近い将来、私も語ります!

今回の道のりには、山川方夫も通ったであろう老舗の書店もありました。
趣が何ともレトロ。
屋根の上には、日の丸の国旗がモチーフの風見鶏があります。
55a0ae243d613fbc9012b398b302c8d1s.jpg

作品は、あくまでフィクション。
ですが、その種を探る作業には、ロマンがあります。
土地の空気を吸い、作家の住んだ家でひと時を過ごした貴重な経験は宝物です。
私なりの思いもふつふつと湧き、全てを表現に落とし込みます。

「しお風」神保さん、そして、旧山川邸の現ご当主、本当に有難うございます。

当日の様子など、コチラにもご掲載➡「湘南❤風と星物語」in二宮
関連記事
スポンサーサイト






もくじ  3kaku_s_L.png 公演情報
もくじ  3kaku_s_L.png YouTube
もくじ  3kaku_s_L.png Facebook
もくじ  3kaku_s_L.png note
もくじ  3kaku_s_L.png 語り草
もくじ  3kaku_s_L.png 取材・旅など
もくじ  3kaku_s_L.png etc.

~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【Facebook動画 【さんくすへるん】】へ
  • 【Facebook動画 『河童忌に寄せて』篇】へ