取材・旅

100年目に出会う 夏目漱石~隣花苑 その1

 ←没後100年 文豪・夏目漱石 『夢十夜』 →100年目に出会う 夏目漱石~隣花苑 その2
CA392712.jpg

行ってきました!神奈川近代文学館
『100年目に出会う 夏目漱石~百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。屹度逢ひに来ますから~』

CA392713.jpg

文学館の展示は集中力も必要で、目を凝らす時間が多い。
かなりコアな方が楽しむ空間という印象も少なからず抱くが、熱心な来館者が大勢いらした。
内容、構成も素晴らしく、難解さを感じずに楽しめる企画ゆえと思う。
私も、漱石の世界を存分に楽しんだ一人。
特にぐっときたのは、思想家としての漱石。
『文学論』に記された「人間の意識の波形」なるものは、
把握しうるまでは至らないが、考えるべきこととして記憶に残った。
そして、文学的内容とは、Fとfで成り立つという考え方。
F=Factor、又は Focus…認識的要素、f=feeling…情緒。
文学の根本は、人間の観念と心の動きにある。
これを組み合わせて、世界を描くのが文学である、という認識。


CA392715.jpg

~百年、私の墓の傍に坐って待っていて下さい。屹度逢ひに来ますから~
これは、『夢十夜』の第一夜にある名台詞。
展示では、第一夜の素材とされる、ロセッティの作品も紹介された。
漱石は、ある匂いを嗅ぐと、それにまつわる過去を「歴々と眼前に」見ることが出来た・・・ともあった。
さらに、<非凡な感性と豊かな芸術体験に育まれたイメージは、漱石文学の大きな魅力である>と。
『夢十夜』を語るにあたり、聴き手の皆さんへ、この魅力を伝えることを目指す。


10時のオープンに合わせて入館したが、観終わると、正午をとうに過ぎている。
併設の可愛らしいカフェで、軽めの昼食。
ミュージアムショップでは、展示に合わせて、猫の挿画や近年に発売された装丁の美しい文庫など、魅力的なものが並んでいる。
あれもこれもと目移りしながら、いくつかの可愛らしいアイテムを記念にする。




関連記事
スポンサーサイト



~ Comment ~

管理者のみ表示。 | 非公開コメン卜投稿可能です。

~ Trackback ~

卜ラックバックURL


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

  • 【没後100年 文豪・夏目漱石 『夢十夜』】へ
  • 【100年目に出会う 夏目漱石~隣花苑 その2】へ